悩ましき全角スペース
やっぱり全角スペースは削ろうと決めた、んだけど、行頭がカッコの時の問題が解決しない。
「」
や『』
が段落の文頭にある場合は字下げしたくないのなら、そういう段落にのみクラスを割り振ればいちおう解決はできる。でも、行頭がカッコの段落ってわざわざクラス名を付けてやるだけの価値、つまり他の段落との違いがあるだろうか? カッコの意味ごとにクラス名を変えるというのも煩雑すぎるし。
小説なら台詞部分には明確な意味があるから、 <p class="speech">
とでもすればいいんだけど(それでも、台詞でない段落の文頭にカッコが来たらどうするか? という問題は残る)。
個人的には、小説は全角スペースでの字下げであってほしい。けど、valid な HTML とは相容れないかもしれない。text-indent を使うべきかもしれない。それとも一種の整形済みテキスト?
とりあえず、考えてみた結果としては
- 全角スペースは字下げに用いない
- 行頭がカッコ類でも特別な意味づけはしない
ということになった。ただ、text-indent を設定した際にカッコでも字下げされてしまうのはなんだか気持ち悪い……でも我慢。自分が思うほど読む人は気にしてなかったりする。多分。
む。全角スペース字下げが HTML 的によろしくないとすると、!
や?
の後に挿入する全角スペースもまずいのでは? <span class="exclamation-mark">
としろというのか。んあー。
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- 2005-07-16 12:40
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私が HTML 文書化を担当した Web 雑誌 Folio では、全角スペースを使うことにしました。というのは、著者の方々が、全角スペースはその文章に必須だといったからです。したがって、そのスペースは単なるデザインの問題ではなく、欠くべからざる作品の一部分とみなすこととなったわけです。
一方、全角スペースにこだわらない方の原稿については、text-indent を用いたりもしました。ちなみに段組にテーブルを使った理由もいろいろあるのですが、今の話題とは関係ないので割愛します。
かといって、ではページ上の余白はスペースや <br> の連続で表すのかというと、それはまずいのだろうという気もします。小説などには独自のマークアップ言語が必要なんでしょうね。